ポスト

備忘録としてのweblog

【ブログネタは過去記事にある】見直しから始めるサイト設計

新しい記事を書くためにブログネタを探すのは大変です。あらかじめ設計のされていない更新型のブログならなおさらです。

そして、あなたのブログにはすでに膨大な量の文章があるかもしれません。

ですが、その全てを把握しているでしょうか。定期的に過去記事の見直しをしているでしょうか。

次に書くべき記事は、過去記事を見直すことで生まれるかもしれません。

また、記事数が増えたにも関わらず、アクセスが増えないのは過去記事を放置しているからかもしれません。

リンク構造がなければ記事数が活かせない

ブログに限らず、文章を書くさいは長くなるほど設計が大事になってきます。

逆に、設計があらかじめ的確にされていれば文章の量は少なくて済みます。

ブログ1記事単位に限った話だけではなく、サイト全体、あるいはカテゴリー内で完結するような情報にとっても設計は大切です。

ですが、初心者が最初から完璧な設計をして、必要最低限の記事を積み上げることは難しいです。

必ず無駄や非効率が生まれます。

ブログを始めたばかりの頃は「継続」に最も力を注ぐはずです。

まずは記事を書けなければ何も始まらないからです。

しかし、むやみに記事数を増やしても、適切なリンク構造になっていないためにアクセスは伸びません。

書いた記事が、サイト内で結び付けられることで、情報に深みと広さが生まれます。

ある程度の記事数がたまってきたら、一度自身のブログを見直しましょう。そして足りない情報の補足や記事と記事のリンク付けを行ないましょう。

そうした作業をすることで、次の記事ネタも見つかりやすくなります。

2つの王道があります。

まとめ記事を作る

ブログ内の「まとめ記事」作成を多くの人が推奨しています。

その理由の1つが、サイト内リンクにあります。

1つのまとめ記事からそれぞれの記事へリンク付けをすることで、サイト訪問者が回遊しやすくなります。

また、個別記事からもまとめ記事へリンクを返すことで、まとめ記事には多量のリンクが送られることになります。

そうしてまとめ記事へのアクセスが集中すれば、ブログ全体の評価も上がりつつ、まとめ記事の上位表示に繋がります。

こうした構造をサイト内にいくつも構築することができれば、それぞれの記事の価値が高まります。

たくさん更新してもアクセスが増えないのは、各記事が独立した状態で放置されているからかもしれません。

まとめ記事を用意することで、新しい記事ネタも見つかります。

すでにある記事をまとめていく中で、自然と情報整理を行うわけですから、足りない情報が見えてきます。

そのようにして見つけた記事ネタは思いつきのアイデアとは違います。

より設計的な発想で新記事を追加していくことができます。記事を見直すことで、サイト設計の一歩を踏み出すことになるのです。

まず、書き始めて、そして書くことに慣れ、あるていど記事数が増えたらまとめ記事を作ってみましょう。

関連記事を書く

過去記事を見直しても、まとめられるほどの情報量がない場合はどうでしょうか。

カテゴリ分けが明確でないまま書き続けるとおちいりやすい状態です。興味の対象が広い人ほど、そうなりやすいかもしれません。

そうした場合は、過去記事を「小さなまとめ記事」のように捉えることで対応できます。足りない情報や関連する情報を見定め、新しい記事を書きます。

書いた記事へリンクを送り、書いた記事からもリンクを返します(自然に返せるのならば)。

このように書けば、リンクを送ることを前提に書いているわけですから、小さな設計をしていると言えないでしょうか。

ブログ上級者やアフィリエイトサイト、あるいは情報サイトなどを運営する人は、あらかじめ設計をしてから記事を書きます。

記事を書くのは最後です。

「まずは100記事書け」という初心者へのアドバイスとは真逆のことをしているわけです。

100記事書いたけれど結果が出ない人や、ブログネタがなくなってきた人は自分が書いたブログを読み直すことで、次の段階に進めるのではないでしょうか。

人のふり見て我がふり直せ

ここまで読んでいただいた人に1つお知らせをすることにします。

私自身はこのブログに好き勝手なことを書いています。そして、過去記事の見直しやリライト、リンク付けなど、この記事で偉そうに述べてきたことを一切してきませんでした。

案の定、アクセスは伸びていません。それで構わないと自分に言い聞かせ、書く事自体を楽しんできたのですが、そろそろ気になり始めました。

アクセスが気になり始めたのです。

過去記事の見直しはやってみると楽しい

しかしアクセスを気にし始めるとアイデアが枯渇します。

それで苦しまぎれに自分の過去記事を見直すことにしたのです。するとアイデアが浮かぶではありませんか。

また、新しく何かを立ち上げるより、既にあるものを整える方が楽なときもあります。

そして記事の修正をしつつ別記事へリンクを送り、という作業は楽しいということに気づきました。

そうした作業は本来、新しく記事を書くことと同じくらい大切なのです。

まだ効果は出ていませんが(やり始めたばかりなので当然ですね)、確実に自分が成長したことを感じます。

少しずつやることを増やす

最初は書くことだけに集中し、次に見出しを入れたり広告を貼ってみたり、少しずつやること・出来ることを増やしながら、ついにサイト設計の入り口に立ったのです。

1記事単位でしか考えることが出来なくても、記事数が増えることで(なんとなくですが)全体像を把握してから個別記事のアイデアを出すようになってきました。

この記事を読んでくれているのは、きっとまだブログを始めて間もない人、もしくはこれから始めようと考えている人でしょう。

私自身、偉そうなことを言えるような実績は出していませんが、書き続けることで確実に自分の感覚は変わるということだけは体験しました。

この記事は自分が学んだことをアウトプットするために書きました。

メモのようなものです。もし、この記事を読んでくれた人がいたのなら有難い反面、申し訳なくも感じます。

私が差し出せるのは反面教師としての振る舞いだけです。

ですから、いくつかここに置いていこうと思います。

・「ブロガーの〇〇です」という挨拶について

・絶対発生しないアフィリエイト記事です

・一見役に立ちそうで役に立たない話です

このような記事をいくら書いてもアクセスは集まりません。物好きな人が固定読者になってくれることはありますが・・・。

それではまた、立派な人になったら会いましょう。

人のふり見て我がふり直してください。