椎名林檎好きが消えて椎名林檎だけが残って・・・、僕はとても心細くなった
椎名林檎が好きな友達はいなくなったけど、私には椎名林檎が残った。
もちろん椎名林檎のファンが減ったということではなく、私の前からはいなくなったということ。
私の周りには椎名林檎が好きな男はいなかったが、女は数人いた。そういった女が消えた。
私の生活から消えた。そして、私の生活には椎名林檎だけが残った。
熱心なファンというわけではない。CDも持っていないし、ダウンロードしたこともない。これでは好きと言えそうにない感じもするが、好き。
今でも聴く、というか観ている。
そうYouTubeというプラットフォームがありますので、そして椎名林檎もYouTuberになっているから。
椎名林檎もYouTuberになっている
椎名林檎のことをYouTuberなどと呼んだら濃ゆいファンから怒られそうだが、YouTubeに自身のチャンネルを持っていればYouTuber、くらいの感じで申しているのであしからず。
というか、しっかりYouTubeに豊富なコンテンツを用意していることに対して私は感嘆しているし、さすが椎名林檎感が増す。
で、ちょっとYouTubeで椎名林檎を物色している中で、小松菜奈を発見した。唐突に小松菜奈である。
いや、濃ゆいファンの方からしたら、そんな情報は古過ぎて、「今ごろなにを言い出すんだこのスカンピン」って感じかもしらんが、私はそれほど濃ゆいファンではないから、ビックリしたのである。
別にビックリすることもないのだが、実際にビックリしたのだから仕方がない。衝撃でした。
あれは『渇き』よりも前でしょうか。そのへんの時系列も、追求してないからよう分かってないが、まあ、好きな人の作品に好きな人が出てると嬉しいねって話。
椎名林檎が繁栄している国はどこにあるの
などなど、私は今でも椎名林檎のことが好きなのだが、椎名林檎が好きだった女たちは消えてしまった。どこにいったのでしょうか。社会の荒波に飲まれてしまったのか。結婚し、音楽を聴く余裕などなくなってしまったのか。
しかし、椎名林檎自体はますます繁栄しているようだから、私の知らない人たちが私には見えないところで椎名林檎を繁栄させているのでしょう。
そんな楽しそうな国はどこにあるのだろうか。住所があるなら教えて欲しい。現世にあるのなら住所はあるはずだから、辿り着けぬはずはないよね。
もしかすると、私の前から消えた椎名林檎が好きな女たちも、その住所を訪ねればいるのだろうか。
女たちが消えてしまったと、私は私の視点から勝手に主観的な感慨を持っていたが、実は私は置いていかれただけの男で、私の知らない約束が私の知らぬうちに交わされていて、私の知らない場所で、私の知らないやり方で楽しくやっているのかもしれない。
とても心細くなってきた。とても心細い気持ちになってきた。