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備忘録としてのweblog

読書習慣を身につけるためには好きな本から読む、面白くない本は後回し

読書習慣を身につけるためには、読みやすい本から読むべきです。もちろん、あなたにとって読みやすい本です。好きなジャンルの本でかまいません。娯楽小説でも、ビジネス書でも、良いと思います。好きなだけ読んでください。読むことに対するハードルを下げること、読むことを楽しいと感じることが大切だからです。人にすすめられた本、話題になっている本、あるいは「読まなきゃ!」と思って買った古典。もし、面白くなかったら一旦放っておいてください。

 

どんな本が読みやすいのか

読書習慣をつけるためには、読むこと自体に慣れましょう。読みやすい本を選びながら、徐々に読める本を増やしていくのです。

では、どんな本が読みやすいかというと、

・負担なく読める本

・適度に未知が含まれる本

です。

負担なく読める本というのは、想像力を求められない本です。

例えば、1800年代のロシアを舞台にする小説を読むには、多くの想像力が必要です。反対に、今の時代を舞台にした小説であれば、前提知識を持っているので想像力はそれほど求められません。

さらに、自分と近い境遇の登場人物が主役であれば、読みやすさは増すでしょう。

最初は、そういった読みやすい本から読むことから始めれば良いと思います。しかも徹底的に、飽きるまで読みましょう。

「もう少し、読み応えのある本が読みたい。」と思うころには、間違いなく成長しています。

 

ノウハウ本や専門書であれば、「適度に未知が含まれている」ということも大切です。楽しく読めて、なおかつ新しいことを知ることが出来れば、次の本を読む意欲が湧いてきます。少し背伸びをすれば、理解できそうな内容が良いですね。

すでに、知っていること知らないことが半分ずつくらいが良いバランスなのではと感じます。すでに知っていることが書いている本を買うのはもったいないと思われるかもしれませんが、同じコトを書いていても本によって表現や捉え方がが違うこともあります。1つのコトについて、3冊くらいの本を読めば、理解がより深まります。

特に、初学の段階では、知識が少ないことで、考えに柔軟性が失われがちです。大体の事柄において明確な答えというのは、あってないようなものです。

例えば、「教える人によって言うことが違うから混乱する」という人を見かけたことがありませんか?知識が少ない段階では、その誤差が生まれる背景を理解していないので、そうなるのです。なぜ、その誤差が生まれるのかということを理解するためにも、同じことを複数の視点から眺めてみることは大切なのです。

 

本を読むことで得られるもの

本を読むことで、得られるものは多くあります。その中でも重要なモノの一つが想像力です。自分以外の視点から世界を見ること、他人の思考を追いかけることで多角的に観察する力が育まれます。それが、想像力を育みます。

そういった意味では、自分には関係なさそうな本を読む方が好ましいのです。読書の恩恵をより多く受け取ることができます。しかし、まず読書をするための基礎体力をつけましょう。そのうちに、さまざまな本を読むための準備ができます。楽しく読める本が増えることは、とても幸せです。なにしろ、この世界には一生かかっても読みきれない数の本があるのです。生きている間、暇になることがありません。

本を読むほど、本を読むことが上手くなります。今の自分が、読みやすい・面白いと思える本から読みましょう。今のあなたが面白くないと思う本は、まだ読むべき本ではないのかもしれません。もし、その本が評判の良い本であったり、古典であるならば部屋に置いておきましょう。そして、たまにその本を開いてみましょう。少しだけ面白くなっているかもしれません。もちろん、本の中身は変わりません。あなたが変わったのです。読書の良いところは、自分の変化や成長を感じられることです。