ポスト

備忘録としてのweblog

ギター歴がそこそこ長いのに、最近初めてAマイナーペンタトニックを弾いた

最近、あらためてギターの練習をしようと思い立ち、スケール練習などをしている。朝起きたら先ずはAマイナーペンタトニックを弾くのがお決まりになっている。ポジションは、最も有名?な6弦5フレットから始まるあれだ。

私がギターを弾くのは、歌を歌いたいときや作曲をするときに限られていたので、体系的なギター練習というのは早い段階でやらなくなった。キーや度数、モードにダイアトニックコード、ナチュラルマイナーからメロデックマイナーに移行する際のコードの変遷などは頭に入っているので、目的には事足りる。

知識や音楽への理解、ピッキングストロークの精度・コードの押弦などは鍛えた。だが、私は最近までAマイナーペンタトニックを弾いたことがなかったのだ。

そんな私だが、この度ペンタトニックデビューを果たした。スケールをただなぞる練習の意味については、そこかしこで疑問の声が上がっているが、一定の期間に限っては効果がある気がする。マイナーペンタからメジャーペンタに移行したりなどの工夫も織り交ぜながら、もちろん度数も意識しながら弾くようにしている。

複数のポジションで弾いていると、ギターの音の配列が、より体感的に理解できてきた気がする。ペンタトニックには、半音関係がないから、標準的に弾けば1弦につき2つの音が並ぶことになる。そして2フレット、もしくは3フレットの間隔で音が並ぶ。

Aマイナペンタの場合、スケール内に短3度を持つのは、AとEだけだ。だからAとEを人差し指で押さえる場合には、3フレットの間隔が空くことになる。他のC・D・Gに関しては2フレット空く。そして次の弦に移るわけだが、C以外は長3度を持たず、かつ4度を持っているので弦移動をしてもフレットの移動はない。

Cで始まるポジションのときだけは、1フレット分ヘッド側にフレット移動がある。だが、2弦のチューニングが3度になっているので、3弦でCを弾いた時はフレット移動がない。ギターとはよく考えられた楽器である、などと思ったりしながらペラペラ弾いている。

4度関係のときは、2弦を用いる際、半音上げることになる。つまりフレット移動をボディ寄りに行うわけだ。

これらのことは、ペンタトニックの練習をする前から理解はしていたが、実際に身体に染み込ませるとなるとやはり、一定の練習は必要だなと感じている。

ギターを自由に弾くためには、どこに何の音があるか、ベースに対して何度を弾いているか、もしくは弾くかということを、無意識に近いレベルで実践する必要があるのだろう。

喋ることと同じ感覚で弾けねばならないのだろう。試しに、しばらく練習を継続してみようと思っている。