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備忘録としてのweblog

ペンタトニックからも導き出せる、定番なノンダイアトニックコード

毎朝起きたら先ずは、ペンタトニックを弾くという生活を数週間続けている。Amペンタの6弦5フレットに人差し指を置くポジションから始めている。1弦8フレットのC音、つまり2オクターブ上の短3度の音まで行ってから帰っている。こればかり弾いても飽きてしまうし、あまり大きな意味を感じないので、次にAペンタに切り替える。

6弦5フレットを中指で押さえ、小指で6弦7フレットのB音、つまり2度の音に進み、人差し指で5弦の4フレットにある3度、そして同一弦上にある7フレットのE音、つまり5度を小指で押弦、そして弾く。4弦に移り、4フレットのF#、つまり6度、そしてA音に到着する。

そのまま、1弦7フレットのB音まで進み、また帰る。時にはマイナーペンタで昇り、メジャーペンタで戻る。逆のパターンで、すなわちメジャーペンタで昇り、マイナーペンタで戻ることもしたりする。

メジャーとマイナーのペンタをミックスしてみたりもする。ただ、ポジション的に無理のない範囲で押さえている。

6弦では、メジャーペンタの音だけしか弾かないことになる。中指でA、小指でB。
5弦では、人差し指でC#、中指でD、小指でEを押さえる。
4弦では、人差し指でF#、中指でG、小指でA。
ここまでで1オクターブだが、メジャーペンタを基準にすると、マイナーペンタの音は、D・Gになる。 これは、ちょうどミクソリディアンになる。
続いて、
3弦では、人差し指でB、中指でC、薬指でC#、小指でDと、完全にクロマチックな運びになる。2度から4度までの全ての音を持つことになる。まさにミックスペンタという感じ。
2弦では、人差し指でEを押さえる。この際、半音分ボディ側にずれることになる。そして薬指でF#、小指でGを。
1弦で、人差し指でAを弾き、薬指でB、小指でCを弾く。
また、同じように戻っていく。

メジャーペンタとマイナーペンタをミックスすると、ミクソリディアンに短3度という、ほぼブルース的な音列になる。もしくは、ドリアンが長3度を持っていると捉えてもいいかもしれない。

ダイアトニック的に考えるときには、ドリアンの短3度が長3度にシャープする場合は、4度もシャープしているが、ペンタ的に考えると和声的な理論とは違う角度から、整合性を保てるので、解釈が楽になる。

また、ミックスペンタの音でダイアトニック的にコードを並べていくと、
A,B,C,C#,D,E,F#となり、これらを使うと 全音下のキーのダイアトニックコードと4度をキーとした際のダイアトニックコードが全て作れる。

Aのミックスペンタの場合だと、キーDとキーGということになる。
キーDに関しては、ミックスペンタの音自体がミクソリディアンスケールを含むのだから当たり前ではあるが、キーGに関しては示唆に富む。

Vmや、♭7というノンダイアトニックコードでありつつ、定番のコード等との関連性を考えさせる。

ペンタを弾く練習だけでも、中々気づきがあって面白いな〜。