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備忘録としてのweblog

飲み会というか、夜の街の雰囲気は良い思い出になっている

金曜日の夜というのは、それなりに盛り上がるものなのだろうか。時代が変わったとはいえ、やはり一般的な休日は土曜・日曜なのだから、休み前の酔狂というのはあるのだろう。

飲み会が嫌いな若者が多いらしいが、それは、酒自体に興味がないのか、会社の飲み会が嫌いなのか。多いのは後者なのだろう。行儀のいい若手ほど仕事関係の飲み会は気が重いのだろう。

酒の席でハメを外しすぎるような輩ほど、飲みの席が好きなものだからタチが悪いといえば悪い。いや、有無を言わせず悪いかな。

もし、飲みの相手が上司のような人で、ただでさえ、社会的な上下関係があるところに高圧的な姿勢で臨まれれば、煩わしくてしょうがないだろう。

私は、そのような上司に出会ったことがないし、立場の違う人と長く会話ができる機会というのは、まあそれなりに、楽しいものだと思っていた。

とかなんとか、綴っていたら、昔の記憶が蘇ってきて、やはり、腹の立つ酔っ払いはいたなと、古くて不用な思い出が湧いてきた。

しかし、あいつは上司ではなかった。違う会社の社長さんだった。若い社長だった。当時、私が23とかで、社長は35くらいだったのかな。

私は、なぜか、若い社長3人と飲んでいたのだ。転職活動の途中で出会った、1人の社長に飲みに誘われて、行った寿司屋で2人の社長と合流した。そのうちの一人がなかなか辛辣なお方で、割りかし好き勝手言われた。

こちらも酔っていたし、それなりに好き勝手無礼を致した。だけど、寿司と酒は奢ってもらった。悲しいね。若くて無力って悲しいね。って思いながら、帰ったことを覚えている。というか、今、思い出した。

その時のことを、細かく話すにも、辛辣な社長にも当時の私にも価値の高そうな発言はなかったし、取り立てて面白い出来事もなかった。あの日のハイライトは赤出汁の味噌汁が美味しかったことだ。

それから、赤出汁の味噌汁が好きになった。

思い返すと、食の趣味を広げてくれたのは、年上のおっさんとか、お姉さん達だった。中身はなかったけど、なんとなく思い出して懐かしい気持ちになる。あまり、意味とかは考えずに夜の街で大人に連れられていたこと自体は良い思い出になっている。気がする。

野菜嫌いも、治った。椎茸も食べられるようになった。ししとうなんか食べるようになったし、オリーブも好きになった。

誰か夜の街に連れ出してくれないかな。なんて。