ポスト

備忘録としてのweblog

米の水量を正しく計る方法:平らな場所は要らない

米を炊く時の水加減は非常に重要だ。

もし、あなたが1日分の米を一度に炊く人ならばなおさらだ。

米の炊き加減は人の精神を大きく左右する。

できれば正しい水量で美味しく炊き上げられた米を食いたい。

そのささやかで他愛のない願望が叶えられなかったときの人間の失望たるや筆舌に尽くしがたい。

そこで皆さまに米を炊くさいの水量の見方についてレクチャーしたいと思う。

方法自体は簡単で拍子抜けしてしまうかもしれない。おそらく語り始めれば100字以内で済むだろう。

それなのにこのように余計な文章を書いているのは私が寂しいからである。

だが、この後に続く文章を読めばあなたは決して米炊きに失敗することはないはずだ。

画像など要らない。

文章のみで伝えられる。

それほどに簡単なことだ。

「ならばさっさと教えろよ」と思っていますか?

そうですね、そうしましょうか。

いや、読みたくないならスクロールすればいい。

スクロールしますか?

あなたがスクロールしそうなので耐えきれず教えます。

米の水量を簡単に正しく計る方法。

平らな場所は不要

平らな場所を探していないだろうか?

米を炊くための水量を計るために平らなところに釜を置こうとしていないだろうか?

不要です。

空中で済みます。

今まで米を美味しく炊くために平らな場所を探し続けてきた皆さま。

悲しいお知らせです。

米の水量を計るのに平らな場所は不要です。

図らずも水平

あなたが今、釜を持っているとしよう。

研いだ米と、なんとなく注いだ水がその中にある。

普段のあなたなら、平らな場所を探すだろう。

要らない。断じて要らない。

空中で済ましましょう。

まず片方の目盛りに合わせてください。

2合ですか?3合ですか?

釜には目盛りがありますよね?

その目盛りに合わせておくれ。

そして、片方の目盛りに合わせた状態で(手前の目盛りを基準にしたとしよう)、向こう側の目盛りに水量が合うまで水を少しずつ捨ててください。

これだけ。

つまり、片方の目盛りで計ったときに水量が適切だったとする。そのとき反対側の目盛りも適切なら水量は完璧だ。

しかも、そのときあなたが抱えているその釜は、図らずも水平を保っているのだ。

(釜が歪んでいたら水平ではないかもしれない、だが水量はピッタリだ)

どうでしょう?あなたは水平な場所を探す必要はない。

傾いた欠陥住宅や、築年数が古い家でも米だけは美味しく炊ける。

一生物の知恵だぜ、奥さん(もしくは1人住まいのあなた)